佐藤優特別講演会

 

入場停止の張り紙が…

入場停止の張り紙が…

 

『最近の日本外交~メディアに期待すること』と題した元外務省主任分析官で作家の佐藤優(さとう・まさる)氏による特別講演を聴いた。会場の時事通信ホール(都内中央区)には講演開始10分前に着いたが、既に満員で結局ホワイエに急きょ設置されたモニターテレビで会場風景を見ながら聴くことになった。

何年か前に拓殖大学でも講師の講演を別室でモニターテレビを見ながら聴いたが、講師のいない会場で講演を聴く臨場感の無さに戸惑ったことを覚えている。今回も何か不思議な感じを味わった。主催したのは(公財)新聞通信調査会(長谷川和明理事長)。

佐藤氏は最近の新聞を読んでいても、今の国内情勢がよく分からないと指摘した。同感だ。なぜそうなのかもよく分からない。その例として同氏は集団的自衛権に関する議論が複雑怪奇である理由について、「あれはホテルニューオータニみたいなものだ」との説明をした。また、今回の安保法制改定プロセスで公明党が大きな影響力を公使したことの意味も解説した。

どちらの解説も『国家のエゴ』(朝日新書)『創価学会と平和主義』(同)に詳述されているようなので、読まなければならない。聴いた解説を理解するために別の解説書を読まなければならないとは…。講演を聴くのも大変である。

 

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