確定申告もスマホの時代

 

作成会場

 

今年も2018年分の所得税の確定申告の受付が18日、全国の税務署で始まった。期間は3月15日まで。給与が2000万円を超えるサラリーマンや給与以外に年間20万円を超える所得がある人、個人事業主などが対象だ。

18年分からはスマートフォン(スマホ)からもできるようになった。パソコン(PC)からでもできないのにスマホでやれと言われても・・・。デジタル・デバイド(パソコン、インターネットなどの情報技術を使いこなせる者と使いこなせない者の間に生じる情報格差のこと)は広がるばかり。恐ろしいほどだ。

午後1時ごろに行った。作成会場で30分ほど行列に並ぶ、作成前の書類チェックから始めた。健康保険料の資料を忘れていた。少し前は源泉徴収表に書かれていたので必要なかった。会社に飼われていた当時の曖昧癖が個人に戻った今もなかなか抜き切れない。

仕様がないので同2時40分ごろにいったん自宅に戻った。自転車で15分ほど。駐車場はなかったが、駐輪場はあった。自宅で書類を用意してから、もう一度税務署に向かった。

着いたのは同3時40分。今度も作成会場の入り口で40分ほど並んだ。3月15日までだが、初日が一番混むという。入場は4時がラストで、それまでに入った納税者までは面倒を見てくれた。

事務職員の力も借りて終わったのは同6時03分だった。PC(スマホ)入力は税務当局には便利だろうが、納税者には何かよく分からないうちに済んでしまう。実際に自分が納得いかないうちに済んでしまう。

中途半端感が抜けない。たった1カ月の間に処理しなければならない。何のための確定申告なのか分からない。のどかな時代は終わった。

ちなみに練馬東税務署の業務は旭町の仮庁舎で行われている。今年6月には耐震工事を終えた栄町の本庁舎に戻る。仮庁舎での作業は今年で終わりである。

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