2年ぶりの東京大雪

カテゴリー: 東京日誌Ⅲ

2018/01/22  18:44


 

積雪15センチ

 

洗濯物掛けにも

 

発達する低気圧の影響で、東京でもこの雪一番の冷え込みとなっている。雪は朝から降り始めたが、その後もシンシンと降り続き、止む気配をみせない。

ウェザーマップによると、22日午後5時に北の丸公園で10センチ、横浜市で8センチの積雪を観測した。同6時ごろ、東京西部・練馬区の自宅で15センチの積雪を記録した。

2年前の2016年1月18日も都心は10センチの積雪を観測した。2年前に比べると、現時点では5センチ上回っている。一昨年は2月9日も降った。そのときは大したことがなかった。

今日も午後4時くらいの電車から早帰りムードが強かった。普段は自転車だが、今日は歩くしかなかった。練馬から帰りはバスにした。バスだと自宅まで歩いて2分。しかし、今日は大雪なので、6分ほどかかった。

明朝は凍結して大変なことになるだろう。自宅でコタツの中に入ってジュースを飲みながら「大変だね」と言っているのは全く大変ではなく、現場の保線員たちは必死に違いない。同情申し上げたい。

前野原温泉「さやの湯」

カテゴリー: 体調/体力/運動/病気

2018/01/19  23:02


 

前野原温泉「さやの湯処」

 

庭園です

 

 

前野原温泉「さやの湯処」(東京都板橋区前野町3)に行った。前回行ったのは2012年10月21日だったからざっと7年ぶりだ。

今日は日本記者クラブで会見が1つとクラブの新年互礼会があったが、どういうわけか朝から行きたくなかった。火曜日以外に月曜、水曜、木曜と3日も出掛けた。出掛けようと思っていたが、行きたくないという気持ちが膨らんだ。

「行きたくない」と言ってもそうはいかないのがサラリーマンである。「行きたくない」なら、「行きたくない」で済むのが定年後のサラリーマン。どうしても行かなくてはいけないことなんてない。ポストサラリーマンは許される。よって、朝布団から出るのが嫌だった。

こんなことがたまにある。そのうち、毎日が布団から出るのが嫌になり、出なくていいものだから、布団の中に居続け、そのまますごす。そしてもう出てこない。これが死なのだろう。

まあ、まるで子どもだ。それでも朝はなるべく早く起きている。原稿を書くのが日課だ。締め切りがある。記事になる場合、ゲラを校正しなければならない。誤字脱字などもある。組み込まれた原稿を赤ペンを握りながらチェックしなければならない。

ゲラ校正も今朝は終えていた。つまり何もすることがなかった。「行きたくない」と思い出すと、その気持ちがさらに強まる。昼前に近所の内科に行った。私のかかり付け医だ。1カ月ごとに薬をもらいに行く。それも1時間ほどで終わった。

私がいつも行くのは埼玉県所沢市の埼玉スポーツセンター。川越街道を走って30分はかかる。前野原だと15分。久しぶりにこちらに行くことにした。

内湯は高濃度炭酸泉、寝湯、座り湯、腰掛湯、水風呂、掛け湯、熱風風炉、立ち湯。露天は源泉風呂、露天風呂、寝ころび湯、つぼ湯、薬草塩蒸風炉。たくさん風呂があるが、どれもこれも小さいのが気になる。都心サイズだ。

館内から眺められる枯山水の苔庭は、作庭家・小口基實氏がもともとこの地にあった昭和の和庭を再生したものだ。桜、ツツジ、カエデなど四季折々の表情を見せる苔庭は美しい。

「ハイテク関連サービスが重要」=新駐日イスラエル大使

カテゴリー: 会見メモ

2018/01/18  23:34


 

ベンアリ駐日イスラエル大使

 

ゲスト:ヤッファ・ベンアリ新駐日イスラエル大使
2018年1月18日@日本記者クラブ

天皇陛下に信任状を提出し30時間後の会見だった。これで正式に大使として着任したことになるという。”肝っ玉母さん”を思わせる風貌が印象的な新駐日イスラエル大使。「自身はイスラエル生まれだが、両親はポーランド出身。母はホロコースト(ユダヤ人大虐殺)から危機一髪で逃れた経験があり、あのとき母が逃げてくれなかったら、今の私はなかった」(会見リポート:毎日新聞外信部長 小倉孝保)

会見ではイスラエルと日本の共通点として、「天然資源に恵まれず、人への投資で国を立て直した」ことや、「周辺国の脅威にさらされている」ことを挙げた。「その上で、事前に細部まで気を配り周到に準備する日本人と、現場での適応力の高いイスラエル人が協力することで、様々な分野で高い効果が期待できると訴えた」(同)

36年間の生粋の職業外交官。外務報道官、報道部メディア広報課長のほか、EXPO2010上海国際博覧会(中国)のイスラエル副委員長やEXPO2012年麗水国際博覧会(韓国)のイスラエル委員長を務めた。直近の2014年から17年は外務省次官補、経済局長を務めた。

・イスラエルと日本は地理的には遠いが、とっても緊密な関係にある。イスラエルは小さな国で、その間をとっても大きな国に囲まれている。どこにあるのかなと世界地図の中で見つけたいとすれば、虫眼鏡がないと見つけられないぐらい小さい。片や日本は世界第3位の経済大国だが、自分では小国と思っている。なぜならグルリと大国に囲まれ、脅威を受けているからだ。

・しかし、2国とも大きな経済を築き上げてきた。共通しているのは天然資源がないこと。恵まれていない。両国共通の最も重要な資源は人材である。

・2カ国とも古代文明を持っていたことで数千年にわたる発展の歴史を持ってきた。イスラエルは今年独立を新たにしてから70年年、うち66年間は外交関係を樹立してきた。

・両国は自らの国を立て直したというか、作り替えたことで大成功した。両国とも人材に投資してきた。66年間の何が新しいか。似たもの同士の国。国としての厚み。

・世界経済フォーラム(WEF)によると、首脳の相互訪問、協力宣言合意、日本企業が革新的な技術を求めたいと積極的にイスラエルにアプローチを深めている。

・世界のトップ10イノベーション国を発表。イスラエルは第3位、日本は第8位だった。将来、イノベーション、創造性などでシェアするものが大である。特にエコシステムの中でシナジー効果を狙っていけるポテンシャルは大だと考えている。

・直近20年くらいのイスラエルの経済の発展をみても、どこからみても経済的に強力なマーケットを持っている。地図で見るとどこにあるか分からない小さな国だが、世界中の多くの多国籍企業の関心を集めている。300社強が研究開発センターを置いている。うち220社は米企業、残りはヨーロッパ、最近日本企業も入るようになっている。

・政府間経済対話も積極的で、日イ経済対話を開催できた。経済大臣の相互訪問も行われた。最新では昨年10月に初めて発効した投資保護協定を締結した。両国企業の進出を保護する。枠組みを規定している。

・この3年間、日本企業がめきめきイスラエルに進出してきている。今も続いている。そうは行っても東京ーテルアビブ間の直行便は開通していない。ぜひ開通したい。もっと来てもらいたい。日本とはまた違った美しさがある。魅力的なので自分の目で確かめてもらいたい。

・2017年の日本人観光客は2倍に増えた。50%アップだ。韓国との直行便は2008年から開通している。中国との交流もこの2年間多く、企業も増えている。

・科学者同士がブレーストーミングを行って各種会合を重ねており、SFの世界のように興味深いことが展開している。科学の協力でものづくりが行われ、製品が開発されることですばらしい。日本の産業界にとっては大きな意義をもたらすと考える。

・世界の貿易はここ数年間大きな変化に見舞われている。原材料や工業製品など物品の交易が中心だったが、サービス貿易にドンドンシフトしつつある。観光、運輸、金融サービスだけでなく、特にイスラエルにとって重要なのはハイテク関連のサービス=知識の移転だ。

・さらにイスラエルと日本の関係づくりが進むと、とても有効になる思う。貿易収支を均衡させるというポテンシャルを達成できるからだ。経済力が強いということは背後に強い外交関係がるということでもある。

・すべての人は平和を望んでいる。共通の願いだ。政治安定があってこそ経済発展があり、経済成長がもたらされる。経済発展をもたらしたいのであれば、背後に強力な政治安定が必要だ。

・経済的状況が良いということも大切だが、人生に欠かせない1要素があると思う。それは「幸福感」ということだ。感情的にも精神的にも安定していないとだめだ。自分が仕事を見つけるのなら、大好きなことを見つけなさい。朝起きて、またこの仕事ができると嬉しいなと思える仕事を見つけて欲しい。

・ランキングの中で国民の「幸福度」についてはトップカントリーの1つになる。イスラエルのが国民は自分をとても幸せに思っている。私は人生で人間は何を持ってハッピーとするのかを調べている。正しいキャリアを選ぶと言うこと以外に、「自分を信じる」ことではないか。やればできることを自ら示す。達成感があれば、それを明確に感じることができる。もっと大きな幸福になる。大きな自己充実感だ。成功を収める一大重要要素は幸福感、Happinessだと思う。

・なぜイスラエル大使が「幸福感」ということを言うのか。人生で喜びを得る1つの理由は異文化間を知ること、学ぶこと。違った国に赴任するたびにいろんなことを学んできている。日本とイスラエルとの比較もそうだ。活動がさらに盛んになることを願っている。学ぶこと大である。

・イスラエルの文化も学んでもらいたい。どんなに活力があるのか。違いがどこにあるのかを知るのも楽しい。似てる点もたくさんある。

Q:米大使館のエルサレム移転計画について首脳間に見解の食い違いがあるように思えるが?また、どういう影響を懸念してるのか?

A:答えは簡単。アメリカ大使にお聞き下さい。エルサレムは3000年にわたって唯一の生地、唯一の首都と見なされてきた。だからといってイスラエルとパレスチナの関係は変わることはない。存在する権利をお互いに認め合いたい。イスラエルはパレスチナ側の権利は認めているが、パレスチナ側はまだ認めていない。パテスチナはこの概念を認めることで未来があると考える。

Q:中国の「一帯一路プロジェクト」に積極的に参加しているようだが、どういうプロジェクトに関心を持っているのか?知財大国、スタートアップ大国、R&B 大国 として積極的だが、油外交をしている日本とアラブとの関係でイスラエルはどう思うか?

A:アジアインフラ投資銀行(AIIB)は私のほうから積極的に絶好の機会であり参加すべきと首相に提言してきた。資金的な観点からもすばらしい。AIIBを通じて投資にも参加したい。中銀総裁のおかげで外貨準備が増えた。GDPの3分の1に匹敵する。投資案件に関心持っている。小さな国ではあるが、強力でもある。経済や金融の面で及ばない点もあるので、革新力に富んだソリューションを提供する点で貢献したい。イスラエル企業としても複数の企業が係わる国際的プロジェクトに参加する良い機会にもなる。理念、政策と呼んでも良い。

昨年、一帯一路サミットが開かれたときに、習近平主席に招待され参加した。ビジョンの発表はすばらしかった。国際プロジェクトにイスラエルもパートナーとして係わっていく。お相手として日系企業も入るだろうし、第3国で日系企業と連携することも考えられる。一帯一路はあくまで経済ビジョンであると聞いた。その背後に中国の生産性というのもあると思う。近隣はもちろん、ヨーロッパのみならず、アフリカまで視野を広げて経済力をアップさせようとしている構想だ。今の時代は帝国主義の時代ではない。植民地の時代でもない。これまでと全く違うグローバル化の時代に入ったと思う。結集しあってお互いの環境を良くする時代に入ったんだと思う。

具体的な案件の分野を挙げてみたい。水の管理、環境問題関連、エネルギー、再生可能エネルギー、農業。アグリテックは非常にすばらしいものをイスラエルは持っていて今年も展示会がある。カザフスタンでは質の高い食料を生産する、生産した物が長期間持てる、ポストハーベストの技術も十分駆使する。アグリ関連の技術を第3国でAIIB案件として積極的に加わっていきたい。今のところアジア中心+シルククロード基金があるが、これまでの大半は日米主導のADBとの協調融資となっている。世銀。

立ち上がりつつあるプロジェクトもある。アラブボイコットは昔のことで、今や無いんですね。アラブ諸国とも経済関係持っていますし、経済関係は様変わり。数年前からエジプトとは連携協定結んで、ヨルダンとは日本のcmも絡んでいて農業を中心に合意を締結している。訓練に日本の資金を使い、それにイスラエルも絡んでいる。パレスチナとも交流がある。イスラエルは中東の諸国が抱える難しい問題を解決できるように導いていくアシスト。現地においてどこでも協力に応じられるように準備している。

イスラエルが最近、天然ガスが発見された。選択資産であるが、それをめぐって最初に結んだ合意の相手国の1つはヨルダン。

あと1つご紹介したい。イスラエルーヨルダン間の橋梁。

Q:イスラエルとパレスチナ間の仲介役の心づもりは?軍事装備の対日供給意欲は?

A:エリコ(Jericho、ジェリコ、パレスチナ自治区、世界最古の町=写真と旅日記)を農業地帯として開発する案件はまだ完了していないが、大きな成功を収めて欲しいと期待している。ヨルダンにつなげるアクセスロートが想定されており、その道路を通して中東につなげることができる。パレスチナの産業ハブもできるのではないか。平和と繁栄の回廊と呼ばれている。

イスラエルは最先端の防衛産業を持っている。防衛装備もある。いろんなソリューション提供できる。必要であれば共同生産も考えられる。試作段階のものもある。試作段階も含めて協力したい。

Q:サイバー防衛で日本市場はどのようなポテンシャルがあると見ているか?

A:この分野でも開発の実績積んできたことを誇りに思っている。防衛だけではなく、様々。オリンピックも是非協力したい。日本企業も関与している。1月末にイスラエルでサイバー攻撃などに関する大きな会議が予定されている。日本からも大代表団が参加の予定だ。特別セミナーも開催予定だ。交流させれば大きなシナジー効果が出ると思っている。

Q:ユダヤ人社会がその国の政策に影響を及ぼしているようだが、政府間ばかりではなく、民間社会の存在が大きな力になっている。日本ではそうでもなさそうだが、どうか?ユダヤ人社会、ネットワークはどの程度のものか?

A:学者チックにお答えしたい。外交にはいろんなツールがある。媒体もあるし、レバレッジもある。日本ではたくさんあるツールの中で、2つレベレッジがある。両国間の整合性の高さ。マーケットをとっても産業をとっても経営方法、何を達成したいかという希望をとっても整合性が高い。2番目も驚かれるかもしれないが、2カ国の文化は違っているけれども、調和的な非常に良い連携関係が続いている。

日本人の性格は非常に細かいことをきちんと行う。精密に綿密に、事前に十分抜かりなくプランニングなさる国だと思うが、私自身も完璧主義者なのでこの辺はすんなり来る。一方、イスラエル人はその場主義というか、即席現場主義で解決することが多い。事前に綿密にプランを立てるとか安定してずっと物を売るとかはあまりやらない。幾つものオプションを一度に持ち合ってくる。ときによると2つの方向から問題を解決しようとなるわけで、ユダヤ人のことはジョークにもなっている。「1人のユダヤ人は常に2人の違った見解を持っている」。問題の対処の仕方が違う。持ち合って最終的にうまく解決することが多い。

2つに異なった文化が一緒になることで結果としてより良い製品が生まれる、より良い成果物が生まれる。一方は非常に綿密にプランニングを行い、もう一方は即席でイノベーションでその場で思い付く。そこで協力し合えば1+1=3になる。2つの文化が交わることでシナジーが生まれる。これが良いことだと思う。政府がまず傘を提供しましょう。その下で民間が遣る気を出す。これを実現するのが私の仕事だ。これが真の外交だと思っている。

世界を牛耳っているのは強いユダヤ人の力だというのは根拠のない通説かもしれないが、これは残しておきたい。

 

 

日銀超緩和策の副作用と2018年の世界経済

カテゴリー: 会見メモ

2018/01/17  21:06


 

黒田日銀について語る東短リサーチ社長の加藤出氏

ゲスト:加藤出(かとう・いずる)東短リサーチ社長
テーマ:2018年日本経済見通し②「日銀超緩和策の副作用と2018年の世界経済」
2018年1月17日@日本記者クラブ

『花咲くころ』

カテゴリー: 会見メモ, 映画/テレビ/舞台

2018/01/15  21:12


 

 

岩波ホール創立50周年記念作品第1弾

 

岩波ホール(千代田区神田神保町)が創立50周年記念作品を迎えた。2月から記念作品の上映が始まるが、「花咲くころ」は第1弾。

ジョージア(グルジア)は1991年にソ連から独立を果たすが、ガムサフルディア初代大統領と反大統領派の対立が激化し、内戦となる。舞台は市街地のきな臭さが残る1992年春の首都トビリシ。新たな紛争の不安が漂う中で14歳の少女2人が成長する姿を描く。

市民が対立した内戦は、人々に大きな禍根を残したが、社会に不安がたちこめていても、2人の少女は強い絆で結ばれ、春の日差しのようにのびやかだ。愛の歌を歌い、驟雨のなかを駆け抜ける彼女たちの日々はしずみずしく美しい。

「父親が不在のエカは母親と姉の干渉に反発を感じている。親友のナティアの家庭はアル中の父親のためにすさんでいた。生活物資は不足しがちで配給には行列ができているが、2人にとっては楽しいおしゃべりの時間だった。ナティアは2人の少年から好意を寄せられている。ある日、ナティアはその1人ラドから弾丸が入った銃を贈られた・・・」(Story)

2013年製作。ジョージア・ドイツ・フランス合作。

岩波ホールの岩波律子支配人と企画広報担当の原田健秀さん

 

 

”異常な金融政策”でバブルが本格化

カテゴリー: 会見メモ

  17:07


 

分かったような、分からなかったような話だった

 

ゲスト:松村嘉浩(まつむら・よしひろ)氏
テーマ:2018年経済見通し「アベノミクスでバブル本格化」
2018年1月15日@日本記者クラブ

 

松村氏は外資系投資銀行で国債のトレーダーをやっていた実務家。経済学者でもエコノミストでもない。アベノミクスの金融政策は実務家から見ればとんでもない内容だと断罪した。古典派の経済学はマネーを考慮に入れないマネー抜きの経済学であり、実務家はマネーだけの経済学。その間を埋めたのが話題の『なぜ今、私たちは未来をこれほど不安に感じるのか』(ダイアモンド社)を書いた理由だと述べた。

松村氏は、現在について、我々が過去経験したことのない「大変化の時代」に入っていて、机上の空論としか思えない金融政策が行われていることの実態だと主張した。

2018年の目先はどうなるのか。2017年の総選挙が歴史的なターニングポイントになった。87年と同じ状況になっており、89年のようなとんでもないバブルになる可能性もあると見ていると述べた。

また、インフレが起きないとも述べた。だれもがこれはおかしいと指摘し、株価が上がる中で長期金利も上がらない状態が続いている。過去の説明がつかない時代に入ったことの表れであると指摘した。松村氏の話はまだまだ続く。

・なぜインフレが起きないのか。インフレは貨幣的な現象で、中央銀行はそもそもインフレをつくれない。結論を先に申し上げていく。黒田日銀総裁は2%インフレをつくると言ったが、できないまま泥沼に陥っている。

・産業革命以降、成長するのが当たり前だという世界で生きているが、全く異なるデジタル革命による大変化の時代に入っている。産業革命は物理や化学の革命だった。失業したのは馬だったが、デジタル革命は情報の革命で、ヒトが要らなくなることが構造的に発生する。

・自動化が行われる分野が増えてきて、高付加価値の仕事に行けなくて、中間層のホワイトカラーが下に落ちていく。極端な2極化が発生する。今後ももっと起きる。

・これだけの変化が起こってくると、社会が不安定化する。どう子どもを育てればいいのかビジョンが無くなる。これまではビジョンがあったが、それが無くなる全く新しい時代に入ってくる。人口減少は低成長、デフレを生む。これを皆は気付いていない。

・中銀はファンド(資金)みたいになっていて、先頭に立っている。本当なら問題が起こったときに需要を供給するのが本来の仕事で、自ら先頭に立って戦う仕事をすべきものではない。どこにいかざるを得なくなったのが現状で、そのことによって問題は解決しない。

・現状の金融政策は、端的に言えば資産を買い占めて、資産価格をつり上げているだけ。中銀が絡むものは上がるが、それ以外は上がらない。資産を持っている人には良いけれど、一般は困っている。バブルだ。いつか必ず潰れ、政策の副作用が顕在化する。

・中央銀行がこれだけのことをやっている。政策コストはただではない。出口から出ないと評価できない。今やめて株価が下がれば、やった意味がない。副作用だらけ。国民の中では「分からない」と言ったところが現状だ。

リフレ派の経済政策は完全に「間違いだ」と断言する。政治は時代の変化に柔軟に対応できない。一番遅れてしまう。どうしても過去の処方箋に頼らざるを得ない。負の分配などの痛みを伴うことはできない。

・国民は政策コストが分からないから、一番都合の良い大衆迎合政策が「日銀を使う」ことになっている。これが現状だ。

・批判すると、「対案を出せ」という意見だ。しかし、残念ながら即効性のある対案はない

・産業革命のときも、国家が教育、インフラ、医療、社会保険を高齢者、貧困者、失業者などに提供する現在の社会民主主義モデルに長い時間がかかった。デジタル革命によって起きることは雇用の喪失。働かない人々が食べていける制度を構築することが答えであると同時に成長を前提とした社会保障を削減するしかない。しかし、そのような制度がどうすれば機能し、持続可能なのかを考えるのは非常に難しい。

問題は日本が問題の最先端を走っていること。人口削減。そして、日銀が世界で一番、突出して大きなリスクをとっていること。日銀がこれだけやっているので世界が回っていると言っても過言ではない。世界中の長期金利がこれだけ低く回っているのは日銀のおかげというイメージを持たざるを得ないのは事実だ。

世界中が日本の壮大な実験の成果を見ている。世界は心配したらどうしようかと考えられる余裕がある。明確な対案は存在しない。しかしながら、だからと言って間違えた薬を飲んで目先をごまかしても、あとで副作用に苦しむだけ。

・失敗したときのリスクを考えて政策を考えるべきであり、日本が怪しい薬の実験台になってしまうことは避けなければいけないのではないか。

再建エドウインを買う

カテゴリー: 文具/電子機器/カバン/辞書

2018/01/14  21:53


 

仕立て直しを頼んだら、切れ端が付いてきた

 

エドウィンのパンツを買った。紳士用デニム。6700円。ブラック系ストレート。下を少しカットしてもらった工賃は350円。EDWIN(東京都荒川区)は純正日本のファンションブランド。エドウインのジーンズは秋田、青森を中心とした自社工場で作られる。

ジーンズは1本も持っていなかった。50歳を過ぎてから何度も試したが、足の太さに合うものがなかった。光が丘リヴィンで試していてようやく72インチのが履けることが分かった。嬉しかった。インターナショナルベーシック。

 

ハンガーにかけてみた

 

デニムを買って喜んでいる一方、ジーンズ業界ではとんでもないことが起こっていた。ビジネスジャーナルによると、カジュアル衣料専門店ユニクロを展開するファーストリテイリングが2009年3月、グループ内の低価格店ジーユーから990円の激安ジーンズを売り出したからだ。

ユニクロの通常価格は3990円。「ケタ違いの安さ」をキャッチフレーズに激安をアピール。これにセブン&アイ・ホールディングスやイオンなど大手スーパーも1000円を切る激安ジーンズを相次いで投入した。

持ち株会社エドウインホールディングスは国内29社、海外5社を有し、2013年5月期で売上高500億円の規模を誇る。しかし、売上高100億円以上のこのジーンズ専業メーカーが証券投資の失敗で200億円以上の大穴をあけ、13年11月に私的整理の1つである事業再生ADRを申請した。

14年1月からスポンサー選定を始め、伊藤忠商事を含む4グループが名乗りを上げていた。伊藤忠は国内外で衣料品事業を展開しており、相乗効果が出やすいと判断。3月10日付でスポンサー契約を締結したと発表した。全株式を取得する。

世界3大ジーンズブランドはリーバイス、リー、ラングラー。日本はエドウイン、ビッグジョン、ボブソン。

七草がゆ

カテゴリー: 食べ物

2018/01/07  13:41


 

七草セットを買ってきた

 

1月7日は七草粥の日。はこべら、ごぎょう、すずしろ、せり、すずな、なずな、ほとけのざの七草。どれもおいしいさとは無縁だが、胃に優しい食べ物だ。松の内(お正月飾りを飾っておく期間)も終わって、新年が始動する日だ。

鏡開き(お正月に神仏に供えていたお餅を下げて神仏に感謝し、無病息災を祈って食べる行事)やどんと焼き(しめ縄や門松などお正月飾りを焼く行事)などは1月15日ごろに行われるが、現実的には世間はそこまで待ってくれない。

 

はこべら(はこべ)、ごぎょう(母子草)、すずしろ(大根)、せり、すずな(かぶ)、 なずな(ぺんぺん草)、ほとけのざ(子鬼田平子)の順

 

お正月は終わった

七草粥を食べる7日をもって正月の終わりとしたい。

現代のサラリーマン

カテゴリー: 東京日誌Ⅲ

2018/01/06  19:20


 

さらば長男!(1月6日午前7時20分ごろ)

 

長男が6日帰った。赴任先のシンガポールに戻る。左手に喫煙コーナーがあるが、真っ直ぐに地下鉄の乗り場に。次は搭乗前にもう一度喫煙するという。私も随分吸ったものだ。そういう人間が何を言っても無駄だ。

 

 

さらば2男!(昨年12月25日午前7時05分ごろ)

こちらは2男。ベルギーから帰国して、そのままクリスマス会に参加した。妻子は大阪に帰ったが、2男は東京のわが家にもう1泊し、25日(月)朝、東京本社に出社した。昼には名古屋で会議があるという。

東京、名古屋、大阪を飛び回り、週末だけ妻子の待つ大阪に戻る。こういった生活をもう3年ほど続けている。これが現代のサラリーマンなのかもしれない。

 

無駄にできない正月

カテゴリー: 東京日誌Ⅲ

2018/01/05  22:39


 

 

やはり最初は中トロのにぎりだった

 

どうしても赤貝は外せなかった

 

イカもおいしい

 

東京の家で正月を迎えた。一番賑やかだったのは23日のクリスマス会だった。大人が7人と子どもが5人の合計12人が集まった。しかし、Xマス会が終わると、人はまた自分の拠点に戻っていく。それが暮らしだ。正月は暮れの29日夜にシンガポールから帰国した長男とわれわれ夫婦の3人だけだった。

元旦2日は3男ファミリーが来宅し、一泊した。3日(水)は長男の嫁が自宅に来て、揃った。4日(木)は長男夫婦とゆっくりし、夕食は4人で桃太郎寿し別館に行った。熱燗を1合だけいただいた。

あっという間に過ぎていくお正月。しかし、いくら忙しくても毎年確実にやってくる。その一時を無駄にはできない。