はじまりの「ボーイミーツガール」

カテゴリー: 映画/テレビ/舞台

2018/05/30  23:19


 

ボーイミーツガール(飯田橋ギンレイホール)

 

 

監督:ミシェル・ブジュナー
原作:パスカル・ルテール『Le Coeur en braille』
キャスト・マリー:アリックス・ヴァイヨ
ヴィクトール:ジャン=スタン・デュ・パック
飯田橋ギンレイホール@2018年5月30日

 

落ちこぼれのヴィクトールはクラスの優等生マリーに恋していたが、全く相手にされていない。ところが、そのマリーがテストで答えを教えてくれたり、「勉強を手伝う」と自宅に招待した急接近してきた。

親友のアイサムから「どん底のお前に最後のチャンスだ」と煽られたヴィクトールは、「女は信用できない」と平静を装いつつも、ウキウキと出かけていく。

マリーの指導で徐々に成績のあがってきたある日、マリーからプロのチェロ奏者になる夢を打ち明けられる。そしてマリーと初めて手を繋いて下校したヴィクトールは、分かれ際に頬にキスされ、すっかり舞い上がるのだった。

だが、マリーには誰にも知らない秘密があった。だんだんと視力の落ちる病気にかかっていたマリーは、音楽学校に行くためにそのことをひた隠しにしていたのだった。秘密を守るため、マリーは”目”が必要だった。

それに気付いたヴィクトールは、利用されていたことに腹を立てるが、マリーの情熱に動かされ、彼女の夢を叶えることを決意する。その日から2人の秘密の作戦が始まった。夢を追う少女と純粋で健気な少年のキュートな青春ラブストーリー。

12歳にして男子を振り回す小悪魔マリーに扮するのは、フランスで若き天才バイオリニストとして知られるアリックス・ヴァイヨ。チェロも完璧に弾けるようになるまで猛レッスンに励み、キラキラと輝くマリーを魅力的に演じた。

ヴィクトールには『ミモザの島に消えた母』のジャン=スタン・デュ・パック。愛らしいビジュアルとともに演技でも高い評価を受けている。

この2人のやりとりや大人との会話がどきっとする部分があってびっくりした。べッドで2人がいてヴィクトールがマリーにキスしようとしたら、「練習しなくては」とスルリと抜け出したり、間を外す。

自動車修理工場を営む父親(パスカル・エルベ)との会話もすごい。妻の死を認められない彼は「母さんは出ていった」と言い張るが、「彼女は死んだんだ」とめそめそ親父の尻をたたく。この当たりは映画を見ているとよく分かる。

広大な屋敷のマリーの父親(シャルル・ベルリング)は競売人、母親(オード・ライター)は美術バイヤーの仕事で忙しく、家庭を顧みない生活が続いていた。家には世話係のマルレーヌがいるだけだった。

「子ども時代と思春期の狭間にいる、輝くような俳優たちが心を打つ」(ラ・クロワ)、「この小さなカップルに心惹かれる」(ル・テレグラム)「感動的なコメディ」(ル・パリジャン)だ。

嘘も秘密も、まるごと君が好きな時代は遠い昔の話。誰にもそんな時代があった。貴方にも僕にも。そんな昔はもう戻ってこない。

 

 

ビッグサイト問題

カテゴリー: 東京日誌Ⅱ

2018/05/29  21:45


 

登壇した日展協の石積会長

 

日本最大の展示会業界団体である一般社団法人「日本展示会協会」(日展協)は5月29日、東京ビッグサイトで2018年度拡大総会を開催した。

「主力電源としてのバイオマス発電への期待」

カテゴリー: 再生可能エネルギー

2018/05/28  22:03


山本毅嗣会長

新たなエネルギー基本計画において再生可能エネルギーが「主力電源」と位置づけられたことについて、山本毅嗣BPA理事長は「何とも大きい」と述べた。

それまでの再生可能エネルギーは「おじゃま虫」みたいな扱いを受けてきただけに、新たな主力電源としての期待が高まっている。

これを受け、一般社団法人バイオマス発電業者協会(BPAは5 月28日、機械振興会館で、柏木孝夫東京工業大学特命教授と高村ゆかり名古屋大学大学院教授を迎え、バイオマス発電に対する期待に関する講演会を設けた。

 

東京工業大学特命教授の柏木孝夫氏

 

名古屋大学大学院教授の高村ゆかり氏

 

「歴史を学ぶ大切さ」出口治明APU学長

カテゴリー: 英語力/情報力/文章力

2018/05/23  22:21


 

登壇した出口治明立命館アジア太平洋大学学長

 

ゲスト:出口治明氏(立命館アジア太平洋大学学長)
テーマ:歴史を学ぶ大切さと大学教育
2018年5月23日@日本記者クラブ

立命館アジア太平洋大学(APU)学長の出口治明(でぐち・はるあき)氏が総会記念講演会の講師として「歴史を学ぶ大切さと大学教育」の題で登壇した。

出口氏(70)は日本生命勤務を経て、2008年ライフネット生命保険を起業し、社長、会長を歴任し、昨年退職。今年1月、学長に就任した。歴史に造詣が深い人物だ。

APUは2000年にできた大学だが、国際認証AACSBを取得し、国際認証TedQualを取得している。ミシュランの三つ星だ。世界から学生を集めると決めており、三つ星がないと困る。

APUは2つ星を持っており、教育の質・レベルの高さを示している。グローバルに大学を運営していくためには星を取らないとやっていけない。星を持っているからこそ評価も高い。

日本人の学生は春に日本語で試験を受けて入学する。外国人の学生は秋に英語で試験を受けて入学する。大学の特徴は日英の2言語。2つのカリキュラムがあり、どちらもやらなければならない。

英語の大学は多いが、2言語でやっている大学はほとんどない。面白い大学を経営している。偏差値が高くて脊髄反射能力の高い学生は東大目指していいが、尖ったお子さんや偏差値はどうかというお子さんは絶対APUに来て欲しい。面白いことを保証する。

「つぶせば出す」をめぐる対立=日大アメフト部

カテゴリー: 東京日誌Ⅲ

2018/05/22  21:14


 

加害者の宮川泰介氏

 

 

アメリカンフットボールの試合で悪質な反則行為をして関西学院大学の選手を負傷させた日本大の宮川泰介選手(20)が22日、日本記者クラブで記者会見し、試合前日にコーチを通じて内田正人前監督(19日付で辞任)から「相手のクォーターバック(QB)を1プレー目でつぶせば(試合に)出してやる」と指示を受けたと説明した。

宮川選手は会見の冒頭、負傷させた関学大の選手らに対し「深く反省しております。申し訳ありませんでした」と謝罪。「事実を明らかにすることが償いの第1歩」と述べた。

宮川選手には多摩パブリック法律事務所(東京都立川市)が同席したが、これまで同クラブでは会場内での待機は認めたものの、壇上での同席は断ってきた。しかし、今回は選手が20歳になったばかりの学生であることも考慮し、今回限りとして認めた。

宮川選手は試合の3日前から「やる気が足りない」などとして試合から外されており、試合前日にコーチから「監督におまえをどうしたら試合に出せるか聞いたら、相手のQBを1プレー目でつぶせば出してやる」と聞いた。

「相手のQBがケガをして秋の試合に出られなかったら得だろう」との発言もあり、「ケガをさせろ」という意味だと理解したという。

「ここでやらなければ後がない」と考え、試合当日の5月6日、内田前監督に「つぶしにいくんで使ってください」と訴えたところ、前監督は「やらなきゃ意味ないよ」と発言。コーチからも「できませんでしたじゃ、済まされないぞ」と念を押された。

宮川選手は試合の1プレー目、パスを投じた後で無防備になった関学大のQBに背後から激しくタックル。計3回の反則で退場となった。

試合終了後、選手らが集まった場で前監督から「(反則行為は)自分がやらせた。相手のことは考える必要はない」との話があったという。(靑字は日経5月23日付朝刊から引用)

宮川選手は20歳の学生。大学スポーツの監督の権力は絶大で、しかも内田正人前監督の地位はナンバー2。彼を擁護する部内の選手やコーチは誰もおらず、事実上1人で会見した。

日本大や日大アメフト部の対応は遅く、宮川選手の会見を受けた後の22日も「コーチの一部発言を事実と認めたが、反則行為を指示したものではない」と否定した。「誤解を招いたとすれば、言葉足らずだったと思う」としている。

日大の内田正人前監督と井上奨コーチ23日夜会見し、内田前監督は反則行為について意図的な指示を否定した。

井上コーチは「つぶしてこい」などの発言をしたことを認めたが、ケガさせる目的はなかったとし、宮川選手の説明に一部反論した。

どちらが正しいかは「言った言わない」問題でもあり、「つぶしてこい」と言われたら、20歳の学生がそれをそのまま受け止めたとしてもおかしくない。日大側が「受け止め方に言葉の乖離があった」と反論したとしても、「コミュニケーション不足」を指摘されても仕方がない。

20歳の選手と絶大な権力を持つ監督・コーチの対立は学生スポーツ界の悲しい現実だ。監督が言葉に反論できる人がどれだけいるのだろうか。

華正楼新館の豚まん

カテゴリー: 食べ物

2018/05/21  21:48


 

中華鍋に水を入れてふかす

 

蒸し器でふかすのも大変だ

 

ハイ!出来上がりました

 

5月19日(土)に横浜に行き、お土産に買って帰った肉まんを21日(月)の夕食にいただいた。立派なもので、1つ食べるとお腹がいっぱいになった。

食べるまでが大変である。300円くらいまでの肉まんならそのまま電子レンジでチンすればそれはそのままおいしいが、400円以上もすると、そうはいかない。

華正楼新館の肉まんは465円だった。2011年5月に横浜に行ったときも買って帰ったが、そのときは1個420円だった。きちんと蒸し器で中火で20分ふかす。

それだけの時間を待って初めていただく。具は醤油ベースの濃いめの味付けで、タケノコの歯ごたえが歯に合う。

神戸元町・四興楼の豚まんもおいしい。麻布十番の五十番もなかなかの味だ。横浜は華正楼新館がある。誰もが一番好きな店を知っている。豚まんを食べて、みんな幸せだ。

今年も蘭ちゃん6世が咲く

カテゴリー: 桜/さくら/花見, 花/木/樹

2018/05/20  19:52


 

蘭ちゃん6世

 

いやはや見事・・・

 

今年も蘭ちゃん6世が大きな花弁を付けてくれた。昨年は4月だったが、今年は5月20日に2つの花弁の花が咲いた。

2016年、17年、18年とこれで3年連続である。花はきちんと面倒さえ見てやれば、それに応じてくれることを初めて知った。

4月頃から急に花茎が伸びてきた。花茎であると気付くのが遅かった。知らないうちに大きくなってきた。今は8輪ほど咲いている。今後、花弁が開く見通しだ。

 

10輪咲いて残るはあと1輪のみ(6月15日)

 

ずっしりと重い(6月15日)

海に浮かぶ文化遺産「氷川丸」

カテゴリー: 旅行/移動/街歩き

2018/05/19  21:16


 

係留されている重要文化財の氷川丸

 

1930年にデビューした貨客船だった

 

操舵室には神棚も

 

主にシアトル航路で活躍した

 

山下公園の埠頭に係留されていたのは日本郵船氷川丸。2016年に重要文化財に指定され、現在「海に浮かぶ文化遺産」として一般公開されている。全長163.3m、総トン数1万1622トン。これならば多少の波でもほぼ揺れない。

1930年に建造されて以来、30年の長い間、多くの貨物や乗客を乗せて、主にシアトル航路で活躍した。引退後、1961年に山下公園に係留され、いつの間にか山下公園になくてはならない存在になってしまった。

 

『赤い靴』in 横浜

カテゴリー: 旅行/移動/街歩き

  17:23


 

 

「赤い靴」をはいてた女の子(1979年11月11日 童謡赤い靴を愛する市民の会)

 

 

「コスタネオロマンチカ」号のクルーズで7泊8日の旅で出ていた2男ファミリーが最後の寄港地・横浜に立ち寄ったので、長澤ファミリーが19日、横浜に集った。

中華街で中華料理を堪能したのち、山下公園を散歩した。そこで見つけたのが「赤い靴」の童謡。

「赤い靴 はいてた 女の子

異人さんにつれられて いっちゃった

横浜のはとばから 船に乗って

異人さんにつれられて いっちゃった」

『赤い靴』は野口雨情作詞、本居長世作曲(1922年)の童謡。

しかし、若い人の間ではこの童謡は知らない人が多いようだ。むしろその後の1945年に書かれたアンデルセンの童謡『赤い靴』のほうがよく知られている。みなし子カーレンの怖い童話である。とにかく時代によって話も変わってくる。

この女の子の名前はきみちゃんだった。母親はかよ。かよは北海道の開拓農場で働いていたが、あまりに生活が厳しく、とうとうきみを米国人宣教師チャールズ・ヒュエット夫妻に預けた。

かよはその後も死ぬまで、「きみは海を渡った」と思い込んでいたが、きみは実は海を渡らなかった。当時不治の病と恐れられた結核をわずらい、ヒュエット夫妻は船による長旅は難しく、日本の孤児院に残すしか選択の余地がなかった。

きみはそこで9歳の生涯を閉じた。

その孤児院は麻布十番にあったという。その辺の話はここに詳しい。昔麻布十番にいったときに「きみちゃんの像」もみた。なかなか悲しく切ない話だ。

社友会

カテゴリー: 講演会/シンポ/セミナー/勉強会

2018/05/17  21:45


 

時事通信ビルは結構大きなビルだった

 

時事通信ビル/時事通信ホール

 

時事通信社の社友会が行われた。会社を辞めて10年。社友会には勧められ、10年ぶりに入会し、初参加した。

人間がひねくれてくると、誰からも相手にされなくなる。ジジババすらも言ってもらえない。そう思っていたのに10年ぶりの参加でも、「久しぶりだね」と声をかけてくれる人がまだ何人もいたのは感謝すべきだ。

社友会への入会はこちらで「拒否」していた。しかし、あんまり拒否し続けるのも大人げないと思い直して、会社を辞めて10年になるのを機会に入会を決意した。

やはり人間関係は重要だ。知っている人がいることだけでも重要だ。そうでなくても知らない人のほうが多くなるからだ。

「(日本記者クラブの)試写会で後ろ姿を見掛けましたよ」「今は高尾の観光事務所で週1回働いています」「(時事の刊行物に私が書いている)原稿を読んでいますよ」「商品経済部では2年お世話になりました」などの声が掛かった。

そんな言葉を聞いて、自分がまだ忘れられた存在でないことに気付いた。嬉しかった。この会社にお世話になって嬉しいこともたくさんあった。自分の人生だった。

しかし、まだ自分と相性や気分と合わなかった人などとは虚心に近づくことができない自分がいる。何かを意識している。人間というのは難しいものだ。どうしたらそんなものを忘れて無心に話せるのだろうか。

一方で、ある先輩から書けなくなってきたことについて、「情報密度の低下」を指摘された。これは自分でも感じている。最先端の知識を得るのは涙ぐましい努力が必要だ。シンポジウムに参加したり、大変な努力が必要でもある。できるだけそうした努力を続けたい。

社友会の会員数は391人(今年3月末現在)。最高年齢は103歳。90代は46人もいる。平均年齢は79.8歳だ。「現役よりOBのほうが元気」といわれるのはやはりまずい。

 

講演する田坪睦氏

 

通常総会に先立って午前11時から「トランプ政権の1年とこれから」と題して時事通信社外信部の田坪睦氏(元ワシントン支局長)が時局講演会を行った。

ウソを付く政治家は信じられないが、トランプ大統領は「本当に簡単にウソをつく。息を吐くようにウソを付く」人だと田坪氏は指摘した。こんな人が世界最強国の大統領になった不幸は図りしれないとも語った。

「ポリティカル・コレクトネス」という言葉がある。公民権運動や女性解放運動、ゲイ解放運動など差別是正運動の流れのなかで生まれた。マイノリティーや弱者に寛容になろうとの呼びかけだ。

それがトラップ大統領の誕生とともに、ウソでも何でもよいから、スカッとしたことを言う人には拍手を送るようになっている」という。

こういう人を大統領に選んでしまった国は実に不幸だ。もう二の句が告げられない。